皆様には平素よりご高配を賜り、誠にありがとうございます。
当協会は、年号が平成から令和に代わった2019年春に設立し、おかげさまで今年六周年を迎えることができました。
我々は「つなぐ・つながる・アジア」を合言葉とし、日本とアジア諸国との人材交流・経済交流・文化交流を促進するために頑張っております。
我々の主たる事業である国際インターンシップ・プログラムは、海外(主に中国、モンゴル、カザフスタンなど)の大学と日本の企業との産学協定に基づき、大学の社会実践教育として、日本の文化(伝統文化、企業文化、おもてなし文化など)の習得と、社会人になるための勉強をするものです。
当協会会員の皆様のご支援、ご協力により、国際インターンシップ・プログラムは、これまでに中国、モンゴル、カザフスタン合わせて50校以上の大学と日本企業約70社が協定を結び、5年間で、約650名の大学生が日本でインターンシップをし、母国と日本の交流発展に寄与する人材として、その経験を活かして活躍しております。
このように、当協会は、国際インターンシップ支援事業を通して、アジアの優秀な「人材」を日本の「企業」とつなぎ、企業のダイバーシティ経営の推進の一助となれることを目標にこれから先も精進して参ります。
このほか、当協会は、有料職業紹介事業所として企業様の高度人材や特定技能人材受け入れへの支援事業、海外からの公務研修や視察支援事業、日本企業の海外視察支援などにも携わっており、これらを通して築かれた関係を活かして、海外との文化交流・経済交流にも積極的に取り組んでいく体制を整えつつあります。
これまでは、中国・モンゴルという北東アジアを中心として活動してまいりましたが、昨年からカザフスタンなどの中央アジアの国々との間での人材、経済、文化交流にも力を入れ始めております。
ご存じの通り、カザフスタンは古来よりシルクロードにおける交易、文化の要衝でありますが、21世紀になって、再びアジアとヨーロッパの商取引の重要な基点の一つとして、注目されています。
日本においても、今後、数十年先を見据えたとき、中央アジアとの相互関係を築くことが、経済、人材、文化の発展を培う出発点となると考えます。
このことは、中国とカザフスタンという二つのバックグラウンドをもつ私が、ほかのだれよりも強く確信するところであります。
当協会は、日本、中国、モンゴル、カザフスタンといった多様な国籍の職員からなる組織であります。これらの強みを活かして、皆様のお役に立てる存在であり続けたいと思っております。
今後とも皆様の一層のご指導、ご鞭撻をお願いいたします。
引き続き、当協会をご支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。